Carpet Life VOL.62 【遊び毛】のお手入れ方法

遊び毛のお手入れ

【遊び毛】のお手入れ方法

 

こんにちは!ラグ&モアスタッフのあまんだ・ら・かまんだらです。(*^^*)/
 
夏休みもそろそろ終わりが近づいてきました。
我が家の小学生は今頃、自由研究と格闘中のはず。
もう時間がないぞ~!!と焦っている子供たち、がんばれ~(^▽^)/
 
インドギャッベ▲ギャッベ特集より
 
さて、まだ少し先ではありますが、秋の気配を感じたらラグやカーペットも”衣替え”される方も多いと思います。
新しいラグを買ったものの、何だか「糸?」「綿ホコリ?」「(繊維の)毛が多いかも?」….などなど、使い初めの【遊び毛】が気になることはありませんか?
 
そこで、本日のテーマは「【遊び毛】のお手入れ方法」についてお話したいと思います(*^-^*)
実際、お客様からもお問い合わせの多い【遊び毛】。
お悩みの方の参考になれば幸いです!
 
ベニワレン<NO530 アラビアン ブルーライン>▲ベニワレン<NO530 アラビアン ブルーライン>
 

【遊び毛】とは?

一般的に【遊び毛】とは、製造した際にパイル(毛足)の中に入り込んでいた繊維が、使っているうちに表面に現れてきたものです。
 
遊び毛】とは
 
これはパイルを構成する繊維のうち、ほんの一部分。
いつもと同じ様に掃除機を掛けることで取り除くことができます。
通常の掃除機掛けでは、パイルが抜けきってしまうことはありませんし、素材そのものの品質やラグの耐久性に影響はありませんので安心してくださいね!
(使用による摩擦や経年劣化などで、毛足のボリュームがなくなったり、へたったりすることはあります。)
 
実は、このラグの【遊び毛】については、お客様からのお問い合わせを多く事象の一つ。
けれどもこの【遊び毛】は繊維の特性上、避けられないもので、決して<不良品>という訳ではありません。
お使いになる環境や状況、商品自体の個体差もあるので、一概には言えませんが、使い始めから最初の1か月は遊び毛の多く出てきます。
 
【遊び毛】が気になりすぎて、何度も何度も強く掃除機をかけてしまったり、毛足のあるラグに強力なコロコロの粘着式クリーナーをかけたりするのは、かえってパイルを傷めてしまうので避けてくださいね。
何事もやりすぎは禁物。表に出てきた【遊び毛】を都度取り除くように優しく扱ってください。
 
 
遊び毛とは
 

【遊び毛】のようで【遊び毛】じゃない場合

ウールだけでなく、その他の天然素材や化学繊維でも使用しているうちに【遊び毛】が出てくることはあります。
ただし、原因は【遊び毛】でないかもしれません。
例えば、ウールの場合は虫害(虫食い)の可能性もあります。
 
虫害
ウールは虫の大好物。しかも食べやすくて美味しい所を選んで食べるので、ウール以外の芯地や他の素材を避けて別の場所を食べているかも。
繊維が切れて穴になっている場合は、虫が食べた跡が他にもないか生地の表裏をしっかり確認してみてください。
 

〈化学繊維〉の【遊び毛】について

〈化学繊維〉は人工的に製造された<均一的な糸>でなので、比較的【遊び毛】は少ないものが多いと思います。
ただし〈化学繊維〉の中でもウールに似た「短繊維」であるアクリルは【遊び毛】が出やすい繊維です。
最初から【遊び毛】が出ないものをご希望の場合は、〈化学繊維〉の中でも製造時から一本の長い糸になっているナイロン(NY)やポリプロピレン(PP)を使用したものがおすすめです。
樹脂系の化学繊維であるナイロンやポリプロピレンは、耐久性も高くオフィスフロアなどにもよく使われています。
 
ソリ ネイビー▲抗ウイルス・防ダニ・滑り止め付き ミックスカラーの高耐久性ラグ<ソリ ネイビー>

 
また、細かい毛や粉が落ちる場合、糸や裏面の樹脂など素材自体が<劣化>している可能性があります。
この様な場合はラグの《寿命》と考えられますので、新しいものをご検討いただければと思います。
 
 

【遊び毛】のお手入れ

掃除機を掛ける

掃除機の回転ブラシやモーターヘッドを使用する場合、【遊び毛】が絡まって掃除機の故障の原因となる場合があります。
逆に繊維を傷め、【遊び毛】を増やすことにもなりますので、掃除機は回転機能を使わず<吸引のみ>で優しく撫でるように。
掃除機
 
毛足が長いラグは目の粗いブラシで、繊維屑を取る程度に、やさしくブラッシングしてください。

 
コットン製などでパイル長さのない(毛足がほとんどない)ラグに限っては、粘着式クリーナーのコロコロで取り除くのが手軽で早いかもしれませんね。

 
ただし、いずれの方法も力の入れ過ぎずは厳禁!
生地は傷めないよう、優しくお手入れしてくださいね!!(o^―^o)
 

長い【遊び毛】はハサミでカット

長めに飛び出して気になる【遊び毛】は、ハサミで✂カット✂してください。
 
ベニワレン<NO46 アラビアン ルミン>
 

まとめ

 
いかがでしたか?
【遊び毛】について、ご理解いただけたでしょうか?
 
中でもウールラグは素材の特性上【遊び毛】は避けては通れませんが、それ以上の魅力が沢山あります。
そんな、ウールラグのご紹介ページは↓↓こちら↓↓
ウールラグ特集

 
“素材そのものの味わい”をぜひぜひ、お楽しみくださいませ♪
 
あまんだ・ら・かまんだらでした!(‘ω’)ノ
 

 
担当:あまんだ・ら・かまんだら