Carpet Life VOL.111 ラグのしわを伸ばす方法をご紹介します

 

こんにちは!エミゴンです。

ゴールデンウィークは夏日もあったくらい、ずいぶんと暖かくなってきました。

夏に向けての模様替えや収納していた夏もののラグをそろそろ出そうかなとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

さて、本日のテーマは「ラグのしわを伸ばす方法」についてです。

「ラグのしわはどうしてできるの?」

「しわを早く伸ばす方法を知りたい!」

「保管するのに最適な方法は?」

このような疑問にお応えしながら解説していきたいと思います。

 

ラグのしわはどうしてできるの?

ラグにしわができる原因

 

購入して届いたばかりのラグや季節に合わせて敷き替えているラグを出した時に、しわが目立って気になったという経験が一度はあるのではないでしょうか。

床面で大きな面積を占めるラグはお部屋のアクセントとして印象を左右する大切なインテリアです。

ラグにしわが目立つとその分、見た目のインテリア性が損なわれるので、できるだけ早く改善できれば嬉しいですよね!

 

ラグにしわができる原因とはどのようなものでしょうか。

ほとんどの場合は、折りたたんだ状態など偏った負荷がかかる状態で時間が経過することにより、ラグの繊維に癖やへこみが生じたことが原因です。

 

 

工場で出来上がったばかりのラグにはもちろん、しわはありません。

その後の保管・運搬状況や使用状況によりしわは発生するのです。

ラグを折りたたんで梱包する理由

 

ラグを折り畳んでお届けするのはなぜか。

それは折り畳むことで保管や運送がしやすくなり、送料や商品代金をお安くできるためです。

筒状に巻いて運送した場合、しわは付きにくくなりますが折り畳み梱包に比較して保管が難しくなり送料も割高になるというデメリットがあります。

そのような理由から多くの商品・販売店で折り畳み梱包が採用されています。

もちろん折り畳みで配送した際のしわは基本的には時間とともに自然と伸びいきますのでご安心ください!

ラグのしわを伸ばす方法は?

 

ラグを折り畳むことで出来たしわは床に広げて敷いているだけで時間とともに自然と伸びていくものです。

そうは言っても、気になるので少しでも早くしわを伸ばしたい!

という方におすすめのラグのしわ伸ばしの方法をご紹介いたします。

ラグの上に布団等を敷いて伸ばす

最もシンプルな方法は布団などをラグの上に敷いてラグ全体に均等な加重を与えることでラグにできたくせを直します。

くせが改善するまでしばらく時間を置いて状況を確認してみてください。

ラグの折り曲げていた箇所にふくらみができており、敷いた時に波打っているような場合におすすめです。

当店ラグモアでも、撮影開始前に1~2日ラグ全体に重しを乗せてしわを伸ばすことがあります。

じっくりですが確実にしわが改善されます。

 

到着したラグを広げてすぐの状態です(BEFORE)

 
もう一枚のラグを上に乗せて伸ばしています

 

1日経過した状態です。シワやひずみが目立ちにくくなりました(AFTER)

 

 

しわ部分を湿らせて繊維の毛流れを整え乾燥させる

 

次にご紹介するのは寝癖を直すのと同じようなイメージです。

ラグの毛足や繊維についてしまったくせを直していきます。

しわの目立つ部分に湿らせた布をトントン押し当てる、または霧吹きを使ってまんべんなく繊維を湿らせます。

毛の流れを根元から整えてください(状況に合わせてコームなどで整えていただくと良いと思います)。

最後にドライヤーを使ってふんわりと毛が立つように、またラグに湿気が残らないように乾燥させてください。

スチームアイロンが便利!

 

しわを伸ばす便利なアイテムといえばアイロンです!

衣類とラグでは異なりますがどちらも毛足や繊維に付いたくせを伸ばすという点は同じです。

スチームアイロンを使えば繊維に水分と熱を加えてくせが伸びやすくなり、乾燥も早いのでとても作業が楽にできます。

低反発ラグのしわやへこみもスチームアイロンで改善できます。

 

スチームアイロン使用時の注意点

・ラグに付いている取り扱いタグを必ずご確認いただき記載内容に沿って作業を行ってください。

・アイロンの温度設定を取り扱いタグに合わせて行います。

・ラグに直接アイロンを押し当てるのではなく当て布をしたりアイロンのスチームのみをあてるようにご注意ください。

・スチームを掛け、毛の流れを根元から整えてしっかり乾燥させてください。

 

スチームアイロンでしわを伸ばします

 

スチームアイロンをかけた後はほとんどしわは無くなりました!

 

全体もこのようにしわが全く気にならなくなりました!

 

上記の方法で折り畳みによるしわはほとんどが軽減します。

繊維が抜けているなどラグに傷がある場合には対応できないので、事前に状況をご確認いただければと思います。

しわのつかない保管方法は?

季節によって敷き替えているラグの保管方法についてです。

しわが付かない保管方法は、ラグに偏った負荷がかからないように巻いて収納し立てて保管するというものです。

毛足のある面を内側にしてラグを巻きます。

ラグを巻いたらハトロン紙(クラフト紙の強度を高めたもの)などで全体を包んでおくと巻きずれが起こりにくく、ほこりが付くのも防げます。

全体を包むことが難しい場合は両端と中央を留めて、ホームセンターなどで販売している長いビニール袋に乾燥剤を入れて保管するなど、お家にある資材を活用いただければと思います。

保管場所に立てて収納すれば、次のシーズンには広げた時からきれいな状態で使用開始できますよ!

 

 

ラグが柔らかくて自立しない場合は巻き軸(円柱の固い軸になるもの)に巻いて保管するか、柔らかくてしわになりにくい場合は折り畳んで保管します。

折り畳みでできたしわはご紹介した方法できれいに伸ばすことができますのでぜひお試しくださいませ。

 

本日はラグのしわ伸ばしや保管方法についてご紹介させていただきました。

ぜひご参考にラグでお部屋のコーディネートをお楽しみいただければと思います!

最後までご覧頂き誠にありがとうございます。

次回のスタッフコラムもぜひお楽しみになさってください!