Carpet Life VOL.6 ラグ・カーペットの織り方・技法

 

【 カーペット ライフ VOL.6 ラグ・カーペットの織り方・技法 】

まいど!おおきに!まいど!

どうも、大阪堺のオッサンです。^_^

もう秋ですねぇ〜^_^
十月に入り日中はまだ暑さも残ってはいますが朝晩は涼しく過ごしやすくなり、そうこうしているうち冬が近づいてきている今日この頃!!
一年というのはアッと言う間ですよね〜(^ ^)

さてと!
堺のおっさんは前回・前々回とわたくしの
趣味であるパンクバンドのロックフェスとライブハウスについてのご紹介をさせていただきましたが、今回は
本来ご紹介させていただくべく敷物のご説明をさせていただきます^_^

敷物(ラグ)といってもあらゆる種類のラグがあり
いろんな織り方や技法があり、用途もさまざま!!

ということで今回は、ラグの織り方と技法の種類を少しご案内させていただきたいと思います。

まずは・・・



○ウィルトン織

18世紀初頭にイギリスのウィルトン市という都市でつくられた機械織で、代表的な織り方のひとつです。
日本でいえばい草の産地で掛川織りがありこれも地名からの名前です。

機械によって織りあげるため、タテ糸とヨコ糸を同時に織り上げていき色が2~5色出せることで柄を出すこともできるので色鮮やかな柄がでるのが特徴的です。
ウィルトン織の中にはウールのようなしなやかな触り心地を持たせるヒートセット加工(熱処理)があります。

特徴は
丈夫でしっかりしているので耐久性がとても優れているのが特徴的です。



○ゴブラン織(シェニール織)

ルイ王朝時代フランスパリ近郊にあるゴブラン家の織物工場で作られた綴織(つづれおり)のタペストリーからできた名前が由来といわれています。
技法は、ヨコ糸に色糸を挿入し模様によって色を変えて織りこんでおり、色鮮やかに仕上がります。
一般的には、ウール・シルク・麻素材を使用し素材感出しています。

特徴は
ざっくりした質感であるが柄の凹凸がはっきり浮かび上がっているので非常に高級感があります。
毛足が短いので、遊び毛がでにくく、柔らかい風合いなので、持ち運びもお手入れもらくらくです。



〇ジャガード織

フランスのシャカールさんが発明!!
織り方はウィルトン織と非常に似ており、使う糸の細さと基布が違い、代表商品でいえば、
モケットがそれにあたります。

モケットとは、化繊やウールの毛を織り出し、布の片面だけに模様を表した織物です。
柄が浮かび上がり立体感や高級感があります。

タテ糸に錦糸の織り込まれた生地は非常に丈夫で、表面の毛足を短くカットした起毛仕立てになっており繊細な模様が特徴です。
強い摩擦が生じる電車やソファなどによく使われています。

特徴は
薄手で軽く丈夫で持ち運びらくらく!
毛足が短いので柔らかな触りごこち!
摩擦に強い!



○タフテッド

基布に刺繍のようにミシン針でパイルを差し込む機械刺しで、毛足の抜けを防ぐために、裏面に接着剤をコーティングし、毛足を裏面から固定したラグです。
大量生産が可能なことから一般的に市場には多いタイプになります。

代表的な商品として、敷き詰めカーペットやアクセントラグがあげられます。

特徴は
シャギーやカット・ループといったテクスチャーやウール・綿・リネン・ナイロン素材が豊富でお買い求めやすい。



〇フックド

あらかじめデザインが描かれた基布に、電動の専用フックガンを使用してパイル糸を刺し込んでつくります。総柄の多色表現ができ、カットやループ、違ったパイル素材を1枚のラグの中で使え、豊かな表現になります。

特徴は

デザインが豊富!
フカフカな感触
パイル長・テクスチャー・素材・色柄が自由に選択が出来る。



〇平織り

平織りとははタテ糸とヨコ糸を一本ずつ交互に浮き沈みさせ、組み合わせて織る、最も基本的な織り方で折り目がはっきりしていて素材感を
感じることができます。

特徴は

交互に組み合わせて織っていくので、丈夫で摩擦にも強く、しっかりしている!
毛足がないのでお手入れラクラク!



〇手織り

文字通り手で織るという意味でタテ糸に毛足となるヨコ糸を1本ずつ手結びで織り上げる。
非常に手間ひまかけている分生産者の温もりが感じることができます。

代表的には、キリム・パキスタンギャッベ・ベニワレン等があげられます。

特徴は

手織りは、良い意味でいびつで整然としない素材感があり、一つ一つ手作りなので、世界にひとつだけの一品ものであることです。
いかがでしたでしょうか?
ほんの一部のご案内でしたが、
ラグにもいろいろな種類(織り方)・技法があり用途によっても様々選ぶことができます。
是非商品選びを楽しんでください。
では、また次回。
堺のおっさんコラム!お楽しみに^_^