Carpet Life VOL.17 ギャッベとは? ~特徴と製造工程~


【 カーペット ライフ VOL.17 ギャッベとは? ~特徴と製造工程~】

 
こんにちは。やっすんです!
気が付くと今年も残すところあと10日ほど。。
みなさん今年中にやり残したことはありませんか?
私はやり残したことだらけです。。
 
 
前回のコラムではギャッベの歴史やモチーフの意味などをご紹介させて頂きましたが、
今回も引続きギャッベについて書かせて頂きます。
 
まずはギャッベの特徴のご紹介です。
ギャッベはポリエステルやナイロンなどのよくある通常のラグにある特徴や機能はありません。
なので、洗濯機で洗うことや手洗いで洗うこともできませんし、裏面に滑り止めなども付いていません。。
それでもウールという天然素材ならではの特徴や機能がたくさんあります。
ここでは代表的な特徴をいくつかご紹介します。
 
・湿度を自然にコントロール
ウールの表面はウロコ状に重なりあっていて、外部の湿気にあわせて、湿気を吸ったり吐いたりして湿度を自然にコントロールしています。
湿気を吸い取っても表面はさらっとしたままなので、ムレを感じさせずさらっと気持ちのいい手触りが持続します。
 
 
・夏は涼しく冬はあたたかい
ウールの繊維は縮れていて(この縮れをクリンプと呼びます)空気をたっぷり含みます。この空気層が自然の断熱材となり、また熱伝導率が低いため、冬は足元からの冷気を断ち、室内の暖かさをにがさず、夏にはエアコンなどの冷房効果を高めることができます。
 
 
・へたりにくく、ふんわり柔らかい
ウールの繊維は1本1本クリンプという縮れがあり、もとに戻る力が強く、強力な弾力性をもっています。
その強い復元性と弾力性があるため、へたりにくく、クッション性のある豊かな踏み心地が長く楽しめます。
家具などを置いても痕が残りにくい(元に戻りやすい)のはウール素材ならではです。
 


続いてギャッベの製造工程です。
当店のギャッベはインドの工房にてハンドルームと言われる織り機を使って1枚1枚手織りで作られています。
その様子をご紹介でていきます。
 

↑ギャッベに使用される原料糸です。ここから手織りギャッベを作ります。↑

 
1. ハンドルームで手織り
この織り機で経糸に緯糸を交互に組み合わせて作ります。

 

 

2. パイル段差修正
サイズ毎に裁断した後は、パイルの段差(デコボコなところ)を修正します。
 

 

3. 縁かがり修正
縁部分の縫い目を修正します。
 

4. 清掃・チェック
商品の状態をチェックして1枚1枚清掃します。
 

5. 寸法・歪み等チェック
製品サイズどおりに裁断されているか、歪みが生じていないかをチェックします。
 

6. 梱包
1枚1枚丁寧に梱包して出荷準備をします。
 

7. 出荷
最後はトラックに詰めて出荷です。
 

いかがでしたでしょうか。これらの工程を経て当店のインドギャッベは作られています。
1枚1枚手織りで手間ひまかけて作るので、工場で大量生産されるラグなどと比較するとお値段も少し高くはなりますが、
優れたウール素材で手織りの温もりを感じられるのはインドギャッベの魅力です。
人体にも優しく、1年を通してお使い頂けるのオススメのラグです。
 


 
ギャッベ特集
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最後までご覧頂き誠にありがとうございます!次週のスタッフコラムもぜひご覧ください!