モロッコに住む日本人の現地コラム vol.5

皆さまこんにちは!
モロッコからコラムが届きました。
現地での日常やディープな情報、インテリアや雑貨のご紹介など定期的に更新予定です。
今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`) さてさて、始まります!
 
 
 
 

 モロッコから、こんにちは!

 
私はモロッコの、青いペンキで塗られた可愛い街シャウエンのアパートに1人暮らしをしています。
現地での暮らしを通して、彼らの文化について学んだり私なりに感じた事を、このコラムにて皆さんと共有できる事とても嬉しく思っています。

 

 

 

日本とは違い、何かと不便なモロッコ生活。
私が住んでるアパートは、wifiがつながらない事が良くあるんですね。(パソコンからの発信にはwifiは不可欠です)
そんな時はこのように、シャウエンにある、私のモロッコ人友達が経営するホテルに出向いて、そこのwifiを使わせてもらってます。

写真の部屋は共有キッチン・スペースです。テーブルが私の机にもなります。
ここで、このホテルに滞在中の外国人宿泊者とお話をしたりもするんですよ。

パソコン作業をしてると、時々ホテル受付の女性が、私の為にミントティーを入れてくれます♡
 
 
 

 文化が違えば、女性のファッションも違うのです♪

 
モロッコはイスラム文化の国です。日本で生まれ育った私にとって、
彼らの文化は(例えば食べ物や暮らしぶりなど)何から何まで全て不思議で新鮮なのです。
 
実際に、不思議で疑問に思った事は、いつも現地のモロッコ人友達に質問しています。
だって頭の中のモヤモヤを早く解決して、モロッコの暮らしに慣れたいですもん♪ 
そんな事を繰り返しながら、私は彼らのイスラム文化を日々学んでるんだと思います。
 
さて、みなさん。イスラム教・モロッコ現地の女性の服装って、気になりませんか?
私は同じ女性だからでしょうか? 彼女たちの服装には、とても興味があるんですよ♪
 
今回のコラムでは、モロッコ人女性の「ファッション」や、
日本で見られない現地ならではの「モロッコのお店」について、みなさんにご紹介しますね!
 
 
 
 
 イスラム女性が、肌や髪の毛を隠す理由

 
モロッコ人女性の「ファッション」をご紹介する前に、なぜイスラム教女性は、肌の露出や髪の毛を隠さなければいけないかの理由についてお話しますね。
 
イスラム教の教えでは、女性は、か弱く美しい。
女性は自分の飾りとなる体の部分(髪の毛や肌)を、家族や夫以外の男性に見せてはいけないと信じられています。
なぜならば、髪の毛や美しい肌を見せるという事は「男性を誘惑している」という意味になるからです。

 
人間は意思の弱いもの。魅力的な女性を見ると理性をなくし、性的に興奮する男性も出てくるのです。
ぶしつけな男性の視線から守るため、自分自信を男性の性的対象から守るために、彼女達は暑い夏でも長袖、長ズボン、そして頭にはヒジャブを身に着けるのです。
 
イスラム教の教えでは男女の婚前の性交渉も禁止されています。
肌や髪の毛を隠すイスラム教徒の服装は、もともとは女性自信を守るためのものなのですね。
 
彼女たちがそのような服装をするのは、「神アッラーを尊敬し、イスラムの教えを心の底から信仰してます」という意思表示でもあるのです。

 

 

 

 

写真は、モスクの入り口です。皆さん靴を脱いで入ります。
モロッコならではの幾何学模様のタイルデザインが可愛いですね♪
(ちなみに、イスラム教徒でないとモスク内には入れないです)
 
 
 
 

一般的なモロッコ人女性のファッションとは?

 
国際空港のあるカサブランカや、モロッコ首都のラバトなどの都会では、
普通の洋服を着ている女性を多く見かけますが、一般的にモロッコ人女性の多くは、ジュラバと呼ばれる民族衣装を普段から着ています。
そして頭には、ヒジャブと呼ばれるスカーフを巻いてるんですよ。
 
 

 
 
フェズ旧市街にて。買い物中のモロッコ人女性達です。
◎写真左側の女性
おそらく大学生でしょう。普通の洋服を着てます。
ただし、ここはイスラム文化のモロッコです。彼女達は必ず「手首と足首まで覆う服装」をしています。
◎写真右側の女性
 
民族衣装のジュラバを着ています。
ジュラバはフード付きの服なのですが、みなさんヒジャブを頭にしてるので、フードを実際に使う人は少ないです。(フードは飾り)
 
 
 
 
モロッコでは、砂漠地方(田舎)に行くほど保守的な服装になり、
ブルカと呼ばれる、目の部分だけを除いた、頭から体全体を覆う服装をした既婚の女性(写真中央)も良く見かけられます。
 
 

 
 
 
モロッコ、砂漠地方にある小さな街リッサニ。
市場での写真です。
ブルカの女性の写真は正面からは撮れないので、横から撮影しました(^^
 
 
 
 
モロッコ人女性の、ちょっとしたファッションへのこだわり
 
 
モロッコの女性の多くはヒジャブを頭に着けています。
つまり、彼女達は髪飾りとかでオシャレはできないのです。
 
でもね、彼女たちなりのオシャレの仕方があるんです。
それは、その日に着てる服やジュラバの色に合わせて、スカーフの色・柄を選ぶんです!
 
無地、花柄、淡い色、濃い色、ストライプ、水玉等と、色んな色や柄のスカーフが店頭に並んでます。
このように、ヒジャブの色や柄は、彼女達にとって自己主張できるファッションの1つなんでしょうね♪
 
 

 
 
先日シャウエンの旧市街を散策していたときの写真です。
 
 
モロッコ国内にある、他の都市からのモロッコ人観光客と何故か意気投合して、
一緒に記念撮影をしていました!(笑)
ここシャウエンは、現地モロッコ人にとっても、
人気の街なんですよ(*^-^*)
 
 
※割合は少ないですが、
 中にはヒジャブで髪の毛を隠してないモロッコ人女性もいます。
(ヒジャブをすることは、絶対的な義務ではないのです)
 
 
 
 
個性的な、モロッコのマネキンさん達♡

 
街に出ると、日本では見られないような沢山のスカーフ屋さんを見かける事ができます。
色んな柄の商品があり、見てて楽しいです!
そして、何よりも印象的なのがマネキンの陳列方法です!
 
 

 
 
マネキンが、なんかリアルです(笑)
多分、、マネキンさん全員が同じ方向をむいてるから、ちょっと怖いんだと思います。
この光景、日本人の私にとっては「不思議」だけど、モロッコ人にとっては「普通」なのですね(*^-^*)
 
 


日本にはないモロッコ独特な、
マネキンさん達のディスプレイです。
 
 

 
 
これだけスカーフの種類があると、選ぶのに女性として迷っちゃいますね!
2名のマネキンさん達、宙に浮いてます。

 
 
 
 
モロッコでの私のファッション

 

 
私はモロッコの民族衣装のジュラバを3着持っています。
(1着は日本で「自称モロッコ親善大使」を名乗る時のために、自宅のクローゼットの中に保管しています(笑)
友達とのお茶会とかに着ていくのです♪)
 
ジュラバ、基本的には大好きだけど、長い丈の服を着なれてない為か、やはり私は普段は普通の服をしています。
そして、髪の毛はヒジャブで隠してません。それは私はイスラム教徒ではないし、せっかく神様がくれた日本人としての、
自分のストレート黒髪を表現することが好きだからです。
 
 
<モロッコでの生活>
相手のイスラム文化の教えも尊重するけれども、自分の着たい服を着て毎日をストレスなく心地よく過ごす。
せっかくモロッコに移住してきたんだもん♪ これは基本ですね(*^-^*)
 
でも、モロッコ・異文化での1人暮らし。時には凹む事もあります。さみしいなと思う時もあります。
そんな時、私は知り合いのモロッコ人や近所のモロッコおじさんに挨拶としての大きなハグをしてもらいます。
宗教上、モロッコ人男性にとって、家族以外の女性とのハグできる機会はまれなためか、最初は私の行動は不思議がられましたが(笑)、
今では「君は笑顔で愛嬌がある、遠い日本からモロッコに来た女性」として、シャウエンの近所のおじさん達に、お陰様でとても可愛がってもらってます。
基本的に、イスラム教男性は女性を守ってくれるんですね。
 
 
では、また次回にお会いしましょうね♪
 
 

<次回もお楽しみに!>
 
 
 
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