こんにちは、ラグモアの北井です。
今回は素朴でナチュラルな風合いが人気のインド綿ラグを深堀りします。
さらりとした肌触りから「夏用」というイメージも強いインド綿ラグですが、
いやいや、オールシーズン気持ちよく使えるスグレモノなんです。
でも、そもそも「インド綿」って何? 普通の綿じゃないの? とお思いの方もいらっしゃると思います。
「インド綿」を紐解き、魅力的な「インド綿ラグ」についてまとめましたので、
ぜひ、綿について詳しくなっちゃいましょう!
そして、ラグモア自慢のインド綿ラグの【おすすめ5選】もご紹介します!
目次 [隠す]
◆綿という素材

まずは「綿(コットン)」という素材について深堀りしてみましょう。
綿の利用と特徴
綿といえばお洋服などのファッション素材として、とてもメジャーな繊維。
ナチュラルな風合いとさらりとした肌触りが特徴で、
吸水性にも優れているのでTシャツなどをはじめ、多くの製品に幅広く使われております。
そんな綿は、ご存知の通り植物の「綿花」から作られているわけですが、
綿花は、アオイ科ワタ属の多年草。
綿花の花が咲いたあと、いわゆる実の部分がはじけて綿毛に覆われた種が出てきます。
この綿毛の繊維を取ったものが「綿」になります。
綿という素材の特徴(メリット、デメリット)としては以下の通り。
●メリット
・肌触りが良い
・吸水性・吸湿性が良い
・空気を含みやすい繊維構造のため保温性がよく、発汗時には気化熱により涼しい(体温調節を助ける)
・熱・アルカリに強い
・水に濡れることで強度が増し洗濯に強い
・毛玉が生じにくい
・染色性・発色性に優れる
・安価なものが多い
・カーボンニュートラルであり、生産エネルギーが少ない
▲デメリット
・皺になりやすい
・水に濡れると地の目方向に縮む(一旦縮むとそれ以上は縮まない)
・乾きにくい
・染料によっては色落ちしやすい
・黄ばみやカビが付きやすい
・強い酸に弱い
・耐火性が低い
皺になりやすい・縮む といったデメリットもありますが、
比較的安価で肌触りよく、洗濯にも強い点はデイリーユースに理想的。
お手入れしやすく染色性にも優れるところは繊維としてかなり優秀ですよね。
そんなコットンの原料となる「綿花」の栽培には、気温や降水量など気候の条件も必要で、
熱帯から亜熱帯にかけての湿潤・半乾燥地帯が適しています。
その条件を満たす有名な産地といえば
そう、インドです。
インド綿とその歴史

インドでの綿花栽培には古い歴史があります。
なんと約7000年前、紀元前5千年から紀元前4千年ごろ、
インダス文明の住民が綿花を栽培していた痕跡が見つかっているんだとか。
インド亜大陸北西の領域に繁栄したインダス文明のもと、インダス川流域で木綿産業は大いに発展。
西暦が始まる以前に木綿の布はインドから地中海世界、さらにその先へと広まっていきました。
そこで生まれた紡績や機織りの技法は、インドでは最近まで「昔ながらの方法」という形で使われ続けていたそうです。
インドで繁栄した綿と綿織物は貿易によってヨーロッパに伝わります。
もともと羊毛のウールが主流だったヨーロッパでしたが、
綿の快適さを知ったヨーロッパ人達をたちまちとりこにし、大流行。
危機を感じた羊毛業界が綿の輸入禁止キャンペーンを行ったりもしますが、
「輸入できないなら自分達で作ればいいじゃない」と工夫を重ね、
生産効率アップのために自動紡績機や蒸気機関を発明。
これがいわゆる産業革命に繋がるわけで、綿は世界史を大きく動かす存在だったのです。
インド綿の魅力
インドは世界有数の綿花の栽培地ですが、現在は他にアメリカ、中国、ウズベキスタンなど他の国でも綿花栽培が行われているので、
インドで生産される綿花をほかと区別して「インド綿」と呼んでいます。
インドの綿は、他に比べて「繊維が太くて短い」のが特徴で、コシが強く弾力性や耐久性に富むため、ラグの原料をはじめ幅広く使用されています。
また、春の種まきから秋の収穫、
さらに綿花から紡績しラグに織るところまでほとんどが手作業で作られているゆえに、ひとつひとつ表情が違います。
機械で大量生産されたものとは違ってそれぞれがオンリーワンな味わいを持ち、
ハンドメイドならではの独特の味わいと温かみを感じられるのもインド綿の魅力です。
インド綿の優しい素材感と柔らかさは、天然素材ならでは。
夏はサラッと心地よく、冬は床暖房やホットカーペットにも対応。
オールシーズン気持ちよく使えます。
また、当店のインドコットンラグは、
コンパクトに折りたたむことができるので、保管しても場所をとらないのもいいところ。
移動も楽ですし、使いたいときに取り出して使えるのがうれしいですね。
なお、収納や持ち運びに優れる薄手のものが多いので、
すべりが気になる場合は市販の滑り止めシートを使われたり、
また、底付きが気になられる場合は下敷きを併用されるのがおすすめです。
防音と快適な座り心地<ラグ専用下敷き>
◆ラグモアのおすすめインド綿ラグ
それではお待ちかね。
ラグモアがおすすめするインドコットンラグを、
独断と偏見で【おすすめ5選】、ご紹介します。
おすすめ1 <sara muur NEWサラ ムール>
おすすめ2 <sara native NEWサラ ネイティブ>
綿100%の肌触りが気持ちいいナチュラルシリーズ【sara india – サラ インディア】<sara native NEWサラ ネイティブ>
同じく【sara india – サラ インディア】シリーズから、雰囲気が異なる1枚。
細かめの民族チックな柄が、お部屋にアクセントを与えます。
さっぱりして見えますが厚みもしっかりあり、ポコポコの立体的なデザインも個性的。
モノクロなカラーなので、意外といろんなインテリアテイストにハマります。
プラスアルファの個性を与える1枚です。
おすすめ3 【KIRANA】<Lhiannan Shee ラナンシー>
【KIRANA】インド綿100%!おしゃれなプリントラグ<Lhiannan Shee ラナンシー>
こちらはインドコットンを織ったラグにデジタルプリントでデザインを施したシリーズ。
デジタルプリントでしか表現できない、鮮やかで繊細なエスニックデザインです。
インド綿100%なのでさらっと心地の良い肌ざわり。
程よい厚みでコンパクトに収納することができます。
床暖房、ホットカーペットにも対応しているので、
夏はさらりと涼しく、冬はあったかくご使用頂けます。
この【KIRANA】シリーズは他にもデザインのバリエーションもございます。
<Xana シャナ>
<Siren セイレーン>
<Remora レモラ>
おすすめ4 <Telana テラーナ>
チューブモチーフをつないだユニークな形が魅力のアクセントラグ<Telana テラーナ>
少し変わり種のご紹介です。
ラグというよりマットになりますが、モチーフを繋いだ目を引くデザイン。
置いておくだけで一気にお部屋がオシャレになります。
インド綿の優しい風合いと、さらっと心地の良い肌触り。
シンプルなラグとの重ね使いや、玄関マットにもおすすめの一品です。
しっかり存在感あるデザインですが、綿らしいオフホワイトカラーで他の家具やインテリアの邪魔をせず、特別感を演出することができます。
おすすめ品5 <SAPIA サピア オーバル アイボリー>
コットンと再生糸で出来たサステナブルなチューブラグ<SAPIA サピア オーバル アイボリー>
こちらもシンプル派の方におすすめ。
天然素材のコットンと再生糸で作った地球に優しいラグモアのオリジナルラグ。
さわり心地の良さにこだわり、密度もしっかりあるので薄っぺらさを感じにくく、丈夫で長持ち。
どのお部屋にも合わせやすい、シンプルで使いやすいデザインです。
ホットカーペットや床暖房にも対応しているので、オールシーズン快適にお使いいただけます。
まとめ
サラッと使えてナチュラルな味わいも素敵なインド綿ラグ。
持ち運びもしやすいので、個人的にはアウトドアなどのレジャーにもおすすめです!
季節を問わずに使えて、インテリアのアクセントにも大活躍。
ぜひチェックしてみてくださいね!